坂詰製材所とは
木と触れ合い、木と対話すること60年以上。新潟県の阿賀野市という自然豊かな場所にある製材所です。当社では単なる木の加工だけではなく、木を伐採することから始まり、製材、乾燥、プレカット、木工加工、そして建物のプランニングや建築に至るまで、木にまつわる工程をすべて自社で行っております。またJAS認定工場(機械等級区分構造用製材)として、正確な検査に裏打ちされた信頼の越後杉を提供。A材活用工場(※)として、年間20,000㎥(原木)、ほぼ新潟県産の杉を製材しております。2ラインのプレカットは年間で約36,000坪、約1,200棟を加工しています。
2018年度に大規模な設備投資を実施し、新設工場はプレカット複合ライン、ツインバンド製材ラインを導入。より高品質な木材提供を目指しております。
また、2018年4月から新潟県知事の認定を受けた「認定事業体」となり、林業部としての活動もスタート。気候変動対策の緩和策でもある森林活性化事業に真摯に取り組み、山を守り、木を守り、そして国産材の素晴らしさを普及させ、林業の持続可能な成長を目指しております。
※品質や用途によって分類する木材の通称。A材は製材、B材は集成材や合板、C材はチップや木質ボード、D材は搬出されない林地残材などのことをいいます。
代表あいさつ
創業以来、小さな町工場から様々なことに挑戦してきました。無我夢中で仕事をしてきて、気づけば50年以上の歳月が経過していますが、私には、まだまだ挑戦したいことがたくさんあります。お客様に必要なもの、世の中に必要なものを、作ってみようという単純な発想です。
本年は、新たな挑戦の為、設備を増設する所存です。
今後も新潟県の森林を守るための一助となれるよう、伐採したら植林し、山を、木を、建物を活かしていきます。
また、「街づくり・人づくり」に努め、地域に密着しつつ、ふるさとに貢献できる会社にしたいと考えております。
代表取締役会長 坂詰 一年
会社概要
- 商号
- 株式会社坂詰製材所(さかづめせいざいしょ)
- 所在地
- 〒959-2221 新潟県阿賀野市保田3858番地
- 代表者
- 代表取締役 坂詰 一年
- 創業
- 1963年(昭和38年)10月
- 設立
- 1978年(昭和53年)5月
- 資本金
- 5,000万円
- 株主
- SOLABLEフォレスト株式会社
- 従業員数
- 正社員99名、パート・アルバイト7名、派遣2名
男性:93名、女性:15名(2024年4月17日現在) - 認定・許可等
- 宅地建物取引業 新潟県知事(8)第3677号
一級建築士事務所 新潟県知事(ハ)第4758号
特定建設業 新潟県知事(特-3)第12457号
木質バイオマス事業者認定
(公社)新潟県宅地建物取引業協会会員
(公社)首都圏不動産公正取引協議会加盟
JAS認証工場タイプA(JLIRA-A-092)
品目:機械等級区分構造用製材
区分:機械等級区分構造用製材
沿革
- 1963年10月
- 坂詰製材所として、土木資材・工務店の小売開始
- 1978年5月
- 資本金700万円をもって、有限会社坂詰製材所を設立
- 1982年3月
- 木工加工業(建築造作加工)開始
- 1991年10月
- 宅地建物取引業開始
- 1994年10月
- 資本金3,000万円に増資、株式会社坂詰製材所を設立
- 1997年4月
- プレカット工場稼働開始
- 1999年11月
- 資本金5,000万円に増資
- 2001年3月
- 木造住宅営業開始
- 2003年7月
- 木材乾燥加工機2基導入
- 2004年7月
- 木材乾燥加工機1基導入
- 2006年9月
- 第2プレカット工場増設、稼働開始
- 2008年4月
- 越後杉ブランド認証材生産工場認証取得
- 2009年2月
- 杉オガ粉生産開始
- 2010年3月
- 一級建築士事務所開設
- 2011年4月
- 合法木材供給事業者認定取得
- 2011年11月
- 第2プレカットエ場プレカット加工機入替え、合板加工機導入
- 2013年2月
- ツインリッパ一導入
- 2013年6月
- 太陽光発電設備設置、売電開始
- 2013年8月
- 木屑焚ボイラ一導入、超高温タイプ木材乾燥機2基導入、テント倉庫増設、強度試験装置導入
- 2013年9月
- 端柄加工機導入
- 2014年11月
- 超高温タイプ木材乾燥機2基移設導入
- 2015年3月
- オートスケアリングソー導入
- 2015年8月
- ツインリッパ一追加導入
- 2017年3月
- ATAハイブリッドトラス構法を導入(新潟県初施工店)
- 2018年12月
- プレカット複合ライン、ツインバンド製材ラインを導入、第2プレカット工場増設
- 2020年11月
- 高温タイプ木材乾燥機2基、中温タイプ木材乾燥機1基、木質焚ボイラー、強度試験装置を増設
- 2022年7月
- 高温タイプ木材乾燥機5基増設(乾燥機 計17台)
- 2022年11月
- 原木中間土場増設に基づきリングバーカーライン設置(ロータリー式)
社会的責任(CSR)
地産地消で地域経済に貢献します
豊かな暮らしを提供するために、私たち坂詰製材所は豊かな自然を守り続けます。新潟県産杉を積極的に使用し、川上から川下までの家づくりを通して地域経済の活性化に取り組んでおります。
山を育てることで100年先の未来を支えます
私たちは、ただ製材を行い、家を建てるだけではありません。しっかりと山の手入れをすることで、20年後、30年後、そして100年後も良質な材料を調達できる環境を作っております。
安心・安全な家づくりのための技術力を高めます
お客様に安心安全な住まいをご提供するため、社員一同技術向上に努めております。当社が製造する越後杉は、しっかりと乾燥させることで、ベイマツと同等以上の強度があります。高品質な材料を供給するため、最新設備の導入と最先端技術の習得を致します。
新潟の森を守り続けます
私たちが住んでいる地域を、そして社会を持続的なものにするため、新潟県産材の越後杉を使用した住宅を作り続けます。そして地域活性化のため、林業・製材業・住宅業の雇用拡大のためにも、私たちは新潟県産材を積極的に使用したいと思います。