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伐採現場へ
2020年09月4日 |
ブログ
伐採現場へ
今年は、肌を刺すような日射しが照り付け、残暑が厳しい夏ですね。ここ一ヶ月、お客様からご依頼いただいて、現場確認するために、片道1時間かけて伐採現場に向かっています。そこに辿り着くまでに、川が流れ、橋があり、曲がりくねった長い山道やトンネルをいくつも抜けなければなりません。その間、街並みやにおいや空気感が変化していくことを感じます。山から流れ出した川は、山の滋養をいっぱいに含んだ土と水を運び町で暮らす人々の暮らしを支えているのだろうと、商業地や工業地帯では感じえぬ、山の存在の偉大さを改めて感じるありがたい時間となっています。
光が通り、整備されていく様子が、とても気持ちよく感じます。
伐採したばかりの断面は、どれも一様ではありません。木材は、一本一本性質が異なり規格化が難しい素材です。一定期間内に乾燥し、建築資材などに適した材料にするためには、乾燥機を利用することも有力な方法の一つです。人工乾燥するメリットは、大き3つ。
1 天然乾燥と比較して短期間に木材を乾燥することができること
2 天然乾燥で起こりがちな割れなど回避できること
3 天然乾燥では到達できない含水率までに乾燥させることができること
坂詰製材所は、長い時間をかけて製材や乾燥設備を整えて参りました。丸太がどのように製材・乾燥され、加工されて構造材や建築資材になっていくのかを見学できる「工場見学ツアー」も順次開催しておりますので、ご興味のある方は、是非ご参加ください。
樹齢120年の木
自然の力を受けて、長い歳月をかけ、人の手が入った山は凛としているうえ、どこか優しいもの。
それらの恵みを無駄にすることなく大切に次の世代へ、そして地域のお客様にご提供させていただくことでよい自然環境、よい生活サイクルを生み出さしていけるよう、日々研鑽を重ねていきたいと存じます。樹齢を重ねた木に先人への想いを馳せつつ。
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